欲しいもの1位はお金? 若者調査をみて思うこと
「尊敬する人は母親」若者調査で父親上回る 30年ぶり実施https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC087A20Y4A700C2000000
日本経済新聞 2024年7月9日
日経新聞に博報堂生活総合研究所が実施している「若者調査」に関する記事が載っていました。
博報堂生活総合研究所の若者調査の記事は下記。https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/111011
博報堂生活総合研究所「若者調査」 の内容まとめ
調査概要
- 博報堂生活総合研究所が1994年から30年ぶりに19~22歳未婚男女を対象にアンケート調査を実施。
- 社会環境の変化に伴い、若者の意識における人間関係、働き方、学び、環境意識などが大きく変化。
親子関係の変化
- 母親の存在感が高まる:
- 「母親と共通の趣味がある」若者は50.7%(1994年から+20.8ポイント増加)。
- 「父親と共通の趣味がある」若者も増加したが、母親の増加量が大きい。
- 母親が父親の役割を担う:
- 「尊敬する点が一番多い相手」は「母親」が1994年から+14.6ポイント増加し、「父親」を逆転。
- 「自分の価値観や考え方に一番影響を与えている相手」は、「母親」が+19.6ポイントと大きく伸長。
交友関係の変化
- 恋愛離れの加速:
- 「デートをする相手がいない」若者は67.3%(1994年から+22.1ポイント増加)。
- 「今一番欲しいもの」ランキングの変動:
- 「恋人」は1994年の5位から2024年には10位に転落。
- 1994年のTOP3は「お金」「ツキ・運」「能力」、2024年のTOP3は「お金」「時間」「自由」。
- 同性の友人関係の重視:
- 「居心地のいい組み合わせ」や「落ち込んだ時に一番そばにいて欲しい相手」は、1994年では「異性」が多数派だったが、2024年には-20ポイント以上の大幅ダウン。
- 一方、「同性」は30年で大幅に増加して過半数に転じ、「異性」を大きく上回った。
記事の中では、親子関係の変化や交友関係における同性重視、恋愛離れの傾向を強調していますが
私が興味深かったのは赤くハイライトしている「今一番欲しいもの」ランキング の調査内容です。
今一番欲しいものランキングに対する感想
まず思ったのは、
「お金はいつの時代も人気だな〜(笑)」
です。
今から30年前の1994年の調査においても、お金が圧倒的に一位なのは少しばかり驚きでした。
というのも、現代社会で若者中心にお金を求めるのは先行き、将来に不安を感じている側面が
大きいと思っていたので、昭和のイケイケドンドンの時からお金が一位というのは意外でした。
そして2024年のランキングに戻ると、
1位のお金で、ランキング上位のほとんどは手に入るな とも思いました。
時間、自由、安定した暮らし がお金に続いてランクインしていますが、
この辺りはお金で手に入るものでしょう。
近頃のFIREムーブメントが物語るように、若者の価値観は間違いなく変容していますね。
自分的欲しいものランキング
もし自分がこのアンケートを答えるなら以下のようになります。(3つだけ選ぶようです)
1位.健康
2位.お金
3位.友達、恋人などの人間関係
正確には、ランキング内にある 幸せ を手に入れるために
健康、お金、友達、恋人などの人間関係 が欲しいといった感じです。
幸せをダイレクトに選択できるのあれば選びますが、それはどうなんでしょうか?笑
何度考えても、健康は全ての土台ですね。
自由な選択肢があることが人生の幸せであるとするならば、
健康の土台がなければ、そのほとんどのことが制限されてしまいます。
どれだけお金があっても、健康でなければ人生を楽しむことはできません。
またいくら健康で、人間関係が充実していても、
お金がなければ現代社会においては労働を強いられることになります。
強いられるということは、時間、自由がある暮らしとは程遠いですね。
そして健康で、いくらお金があっても
周りに誰もいなければそれも虚しい人生になってしまうと思います。
お金で大抵のことは解決、買えてしまうと思いますが、
そうはいかない人間関係、そしてベースである健康を選択したという感じです。
まとめ
今回、日経新聞の記事を見て、改めて世の中の価値観変容を感じました。
私は以前記事でまとめたように、
幸せな人生の3大要素 は【お金・健康・人間関係】だと考えています。
今後も日々、一歩一歩邁進あるのみです。
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